東京マラソンにトレーナーとして参加しました
理学療法士の日高聡一郎です。
3月3日(日)に開催された東京マラソンにトレーナー(救護)として参加してきました。
東京マラソンは、参加者が3万人を超え、国内外から多くのランナーがエントリーしています。応募数は30万人を超えているらしく、出場するだけでも難しい大会のようです。
また今大会は、パリ2024オリンピック 男子マラソンの最終選考レースも兼ねていたため、日本のトップ選手から完走を目指す一般ランナーまで、幅広いレベルの参加者が出場されていました。
東京マラソンのコースは、東京都庁をスタートして、東京タワー、浅草寺、東京スカイツリーなど有名な観光名所の近くを走り、東京駅をゴールとする42.195kmです。
私はゴール地点の東京駅から選手の荷物保管場所がある東京国際フォーラムまでのエリアを担当しました。この距離が約1kmあり、走り終えたランナーにとっては、とても長く感じる距離のようでした。
走り終えた後は、疲労感から下腿の痙攣が起きる選手や、走ってきた後に長い距離を歩くことによって体温が下がり、低体温症のような症状を呈する選手がおられたため、声掛けをして安心してもらえたり、実際に車いすに乗せて搬送したりしました。
また、外国の方も参加されるので、指差しで状態を確認できるようなシートにより、スムーズに対応ができるような配慮もされておりました。
東京のビルに挟まれた大都会の中、トレーナー活動をすることは初めてですし、一般の観光客がおられる中で活動も珍しく、非常に活動の難しさを感じました。また、範囲の広い観察地点で体調不良者を発見することの難しさもあり、とても貴重な経験となりました。
高陽整形外科クリニックにも普段ランニングを楽しんでおられる方が多く来られています。健康のために走りたいけど、痛みが出るのが怖くて挑戦できない方、マラソンに出場して完走を目指したい方、走り方をチェックしてさらにタイムの更新を図りたい方など、各ランナーの幅広いニーズにパーソナルトレーニングでの介入も踏まえて今後もサポートしていけたらと思っております。