脊椎

椎間板ヘルニア

背骨は椎体という骨と椎間板というクッションで構成されています

椎間板は身体を曲げたり捻ったりする動作を助け、椎体と椎体の間で衝撃を和らげます

加齢や激しい運動などで椎間板の中の髄核や線維輪が変性するとそれらが椎間板から飛び出します

この飛び出した状態をヘルニアと呼び、腰椎に発生するヘルニアを腰椎椎間板ヘルニアと呼びます

腰椎MRI画像

オレンジ色の凸に飛び出した部分が椎間板ヘルニアです

飛び出したヘルニアはその状態(場所)により症状が異なり、画像で診断して治療方針を決める必要があります

ヘルニアの疑いがある場合は、椎間板ヘルニアの描出能力に優れたMRI検査で診断します

 

 

圧迫骨折

転んだり、重いものを持ったりした時に椎体が潰れて骨折することがあります

潰されたように骨折することから圧迫骨折と呼びます

MRI検査はレントゲン検査で描出しにくい新鮮な圧迫骨折もはっきりと診断できます

白く描出された椎体が新鮮な圧迫骨折です

『圧迫骨折』

骨粗鬆症による骨量の減少も骨折の原因の一つです

当院では骨密度測定装置による骨量測定を行い骨粗鬆症の治療も平行して行うことがあります

出産直後の骨量の減少から圧迫骨折になることもありますので、注意が必要です

 

膝関節

膝関節半月板損傷・断裂

膝関節半月板は安定性や膝に加わる衝撃を分散・吸収したりする役目があります

半月板自身はレントゲン検査で描出することが出来ないのでMRI検査で詳しく診断します

スポーツなどで大きな衝撃が膝関節に加わると半月板が衝撃に耐え切れず損傷断裂し

ひどい時は膝関節がロックしたように動かなくなる場合があります

半月板損傷・断裂はMRI検査で撮像すると次のように描出されます

『MRI画像』

正常な半月板は楔形( )ですが、断裂した半月板は()ちぎれて2つに分かれて描出されています

検査を実施して原因を確定し的確に治療を行います

損傷の度合いによっては手術となります

 

円板状半月板

半月板が生まれつき大きな状態のことを円板状半月板といいます

円板状半月板は正常の半月板より大きい為、損傷する可能性が高いです

特に身の覚えが無いのに膝に痛みが出て気がつくこともあります

損傷断裂すると膝関節が動かなくなる場合があります

『MRI画像』

 

変形性膝関節症

加齢やスポーツ・仕事などによる過度な負荷により膝関節の軟骨や骨髄が変性・変形し痛みを生じる場合があります

MRI検査で軟骨や骨髄の状態を評価することが出来ます

『MRI画像』

正常な画像は、肌色緑色で囲まれた部分にねずみ色の軟骨が存在します

変形性膝関節症の画像はねずみ色の軟骨が存在せず、骨が衝突し痛みが発症します

水色で囲まれた部分は関節液です

 

前十字靭帯損傷

前十字靭帯は大腿骨と脛骨を結び、脛骨が前方にズレないようにして膝関節を安定させています

スポーツの動作や事故などで損傷することが多く、ひどい時は完全に断裂してしまいます

前十字靭帯が断裂すると膝関節がぐらぐらして膝崩れを起こします

レントゲン検査で直接みえない靭帯はMRI検査で描出することが可能です

前十字靭帯損傷と診断されると手術の適応となる可能性があります

『MRI画像』

内側側副靭帯損傷

内側側副靭帯は膝の内側にあり、膝関節が外側に曲がらないように支えています

スポーツ動作や事故で損傷することが多く、発症すると膝の安定性が悪くなります

前十字靭帯とは違い保存療法(装具で関節を固定する)で治癒する可能性が高く手術することはまれです

『MRI画像』

 

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