2019全米(US)オープンに帯同しました

こんにちは、理学療法士の増田 拓です。

一般社団法人日本車いすテニス協会様からご依頼を頂き、2019/8/31~9/17の間

【2019 全米(US)Open】にフィジオトレーナーとして帯同しました。

前回大会の ヨーロッパ遠征 に引き続き上地 唯選手のパーソナルコンディショニングを担当します。

ニューヨーク空港

全米オープンの会場は、ニューヨーク市クイーンズ区にある

USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター です。

USTAとは、United States Tennis Associationの略で「全米テニス協会」と呼ばれています。

この会場のメインスタジアムは、アーサー・アッシュ・スタジアム です。

収容人数訳約23,000人の世界最大のテニス専用競技場です。

開閉式の屋根付きで野球場のような観客席にアメリカらしいスケールの大きさを感じました。

アーサー・アッシュ・スタジアム

その他に

 ● ルイ・アームストロング・スタジアム 収容人数:約14,000人

   2018年に屋根付きに改装されました

 ● グランドスタンド  収容人数:約8,000人

 ● グランドコート17 収容人数:約2,800人

など沢山のテニスコートがあります。

USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターMAP

会場には飲食店や有名ブランドとコラボした土産店舗が多数出店していました。

酒や食べ物を手にテニスを楽しむ観客達で盛り上がっており、

夏の観光スポットとしても親しまれているようでした。

上地選手は、最終日まで勝ち進みました。

シングルス決勝戦で世界ランキング1位のオランダのディーダ・デフロート選手と対戦しました。

グランドスラム決勝で何度も対戦したことがある好敵手です。

ディーデ・デフロート選手に2018年USオープン決勝で敗れている為、

今回は事前合宿を行い新たなプレイスタイルを取り入れて対策を立てました。

第1セットは、対策を立てた新たな速攻攻撃スタイルを活かし相手を押し切りました。

第2セットは、相手のペースとなり速攻攻撃を活かせずセットを落としてしまいました。

試合はファイナルセットまでもつれます。

どちらが勝利してもおかしくない手に汗握る好ゲームに観客も大盛り上がりです。

迎えた最終セットは、4オールまで競いましたが相手の攻撃力に押し切られ準優勝に終わりました。

結果は前年と同じでしたが、選手・コーチ共に新たに取り入れた速攻攻撃テニスに手応えを感じました。

2020東京パラリンピックの出場権やシード権をかけたポイントレースが7月からスタートし、

多くの日本人選手が高いグレードの試合に出場しています。

試合の勝敗がパラリンピックの出場権に直結する為、

トレーナーによるコンディショニングがこれまで以上に求められていると感じました。

11月に再びアメリカ遠征(世界マスターズ)を予定しています。

2020年に向けて良いスタートが切れるように2019年最後の試合を優勝で締めくくってほしいです。

 

Be a Life Athlete!!