2019 全英オープン(ブリティッシュオープン)
こんにちは、理学療法士の増田 拓です。
ヨーロッパ遠征の3部目(最終)です。
1部、2部をご覧になられてない方は、以下のリンクからどうぞ!
● 1部:2019 Wimbledon WHEELCHAIR TENNIS OPEN
3週間の海外遠征の締めくくりは、
21~28日に開催された『全英オープン(ブリティッシュオープン)』です。
スイスジュネーヴから再びイギリスに戻り、ノッティンガムに移動します。
スイスオープンに引き続き、日本の強化指定選手全員のコンディショニングを担当いたしました。
この大会は国際大会の中でもグランドスラムに次ぐ、重要な試合です。
日本から13名が出場し、2020東京パラリンピックに向けた激しいポイントレースが始まっています。
遠征中は身体のケアだけでなく、コンディショニングを目的としたトレーニングの依頼を受けます。
ヨーロッパのテニスコートやホテルはフィットネスジムが併設されていることが多いです。
うまく利用すると選手の力を最大限に引き出すことに活用できます。
遠征中の試合期において、テニスのパフォーマンス を維持・向上させる為には、
【 実際のテニスの練習 】が最も効果的です。
しかし、テニスの練習のみ行うと徐々に 身体のパフォーマンス は低下していきます。
それまで培ってきた【 身体のトレーニング効果 】が維持できなくなる為です。
テニスの練習以外に身体へ刺激(負荷)を与え、全てのパフォーマンスを維持することが大切です。
特に試合期は、短時間で高負荷パワー系のトレーニングを重点的に行い、
頻度や量を減らし試合に疲れや痛みを持ち越さないように心がけます。
今大会では国枝慎吾選手がウィンブルドン決勝での雪辱を果たし、
見事シングルス・ダブルスともに優勝を果たしました!!
2020年8月25日に開幕する東京パラリンピックまであと1年を切り、
益々の盛りあがりを期待できる結果となりました。
9月は全米オープンを最初とし、その後はアメリカツアーが始まります。
しっかりと現地でサポートして良い結果をまた報告したいと思います。
Be a Life Athlete!!