全仏オープンテニス2019
こんにちは、理学療法士の増田 拓です。
2019年6月6日~7日の3日間、フランスのパリで開催された
『 全仏オープンテニス2019 』にフィジオトレーナーとして帯同いたしました。
全仏オープンテニスとは、グランドスラム大会(四大大会)の一つです。
錦織 圭選手や大坂 なおみ選手等の活躍が報じられていますが、
車いすの選手が出場するカテゴリーがあります。
車いすの部は、日本から以下の3名が出場しました。男子・女子は8名、クアドは4名が出場できます。
● 国枝 慎吾選手(男子1位)
● 上地 結衣選手(女子2位)
● 菅野 浩二選手(クアド3位)
今大会では、クアド(上肢障害がある選手)クラスの試合が初めて開催されます。
クアドクラスの菅野選手のケア・コンディショニングサポートをいたしました。
全仏オープンはグランドスラム大会唯一のクレーコートと呼ばれる赤土のコートが舞台です。
このコートは車輪が滑りやすく、わだち(車輪が通った後)ができる為、車いすの操作が難しくなります。
ボールが弾みやすく、スピンなど変化するボールの対応が求められます。
選手は、この特徴ある赤土でのプレーに慣れる事をはじめとし、
赤土コートの影響で普段と異なる負荷が身体にかかる為、ケアやトレーニングで状態を調整します。
会場のローランギャロスの近くには、エッフェル塔や凱旋門があります。
風情ある街並み、世界トップレベルのテニスを観に多くの人が訪れていました。
私も毎朝ランニングしながらパリの街を散策しました。
試合の結果は以下の通りです。
● 国枝 選手 男 子 ダブルス 優勝
● 上地 選手 女 子 シングルス 準優勝
● 菅野 選手 クアド シングルス 3位 ダブルス準優勝
菅野選手が準決勝で敗退したものの、3位決定戦を勝利することができました。
次は2019年7月にイギリスのロンドンで開催されるウィンブルドン大会です。
今後も車いすテニス選手の活躍にご期待ください!!
医療法人社団ライフアスリートは自分らしい目標へ向かって頑張るあなたを全力で応援します!
Be a Life Athlete!!